H30.10.17判決 知財高裁 平成29年(行ケ)第10232号「ステーキの提供システム」事件
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ステーキの提供システムに関する発明についての発明該当性が争われ、前記発明は、課題を解決するための技術的手段を有するため、全体として「自然法則を利用した技術的思想の創作」に該当するとして、特許取消決定が取り消された事例。
H30.12.26判決 知財高裁 平成30年(行ケ)第10022号「タイヤ」事件
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刊行物1におけるE-SBRとシリカとの組み合わせにおける阻害事由の存在の主張、及び本願発明における高用量のシリカを採用することについての技術的意義の主張がいずれも否定され、当業者がE-SBRと高用量のシリカとを組み合わせることに想到できないとは認められないとして、進歩性を否定した審決が維持された事例。
H30.5.24判決 知財高裁 平成29年(行ケ)第10081号「引戸装置の改修方法」事件
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明確性要件の判断をする際に出願経過その他明細書に現れない事情を斟酌することは、かえって特許が付与された権利範囲を不明確にしかねないものといわざるを得ず、そのような事情を考慮することは相当ではないとされた事例。
H30.10.29判決 知財高裁 平成29年(行ケ)第10191号「細胞分離方法」事件
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本願発明者が所属する学会の構成員等が本願発明の当業者に該当すると認定したうえで、明細書等から一義的に定まらない「中間水」の量の算出方法は、出願前の発明者の学会での受賞により学会の構成員には広く知れ渡ったものであるから、当業者の技術常識であると認定し、かかる技術常識に基づいて、中間水の量の算出方法は当業者が明確に理解することができると判断された事例。
H30.12.18判決 知財高裁 平成29年(ネ)第10086号「美肌ローラ」事件
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侵害訴訟の被告が無効審判請求を行い、審決取消訴訟を提起せずに無効不成立の審決を確定させた場合には、同一当事者間の侵害訴訟において同一の事実及び同一の証拠に基づく無効理由を特許法104条の3第1項による特許無効の抗弁として主張することは、特段の事情がない限り、訴訟上の信義則に反するものであり、民事訴訟法2条の趣旨に照らし許されないとされた事例。
H30.12.27判決 東京地裁 平成29年(ワ)第22543号「ランプシェード」事件
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照明用器具である被告商品の販売行為が、ランプシェードを指定商品とする立体商標に係る商標権の侵害に当たるとして差止め及び損害賠償を認めた事例。